Release: 2023/09/28

【2023最新】Google Chromeが重い?原因と軽くする対処法12選

ビジネスかプライベートで、Google(グーグル)が提供するブラウザChrome(クロム)を利用する人が多いです。Chromeが重く・遅くなる時は、仕事にも、生活に大変不便をもたらします。

この記事では、Google Chromeが重くなって、動作が遅くなる原因とChromeを軽くする対処法を紹介します。

Chromeが重い・遅い時の対処法

1. Chromeを再起動する

Chromeを再起動することで、長時間の使用によって発生した不具合や一時的な問題が解消されることがあります。なので、Chromeを再起動することは、Chromeが重い時の対処法として一番簡単な方法です。

ご注意なのは、右上の×印をクリックするだけで、Chromeを完全に閉じていないこともあります。下記の手順でChromeを再起動することをおすすめします。

①全てのタブを閉じてから、右上の三点アイコンをクリックします。

②展開されたメニューから「終了」をクリックします。

Chromeを再起動するやり方

2. パソコンを再起動する

作業中ではパソコンを再起動するのはあまり不便ではないが、Chromeの再起動を同じように、パソコンを再起動することでメモリの解放と不具合や一時的な問題が解消されるので、Chromeが重い時の対策として有効です。

スタートボタン-「電源」-「再起動」を順にクリックして、パソコンを再起動できます。

パソコンを再起動する

note

PCを再起動したが、いつまでもぐるぐる画面で終わらない時は、パソコンの再起動が終わらない時の対処法を参考にしてください。

3. Chromeを更新する

WindowsパソコンではデフォルトでEdgeというブラウザが搭載しているが、Chromeをわざわざインストールして既定のブラウザとしてする人が多いでしょう。なぜなら、Chromeが常に更新されていることがその理由の1つです。ユーザー体験のために、Googleが定期的に更新を公開しています。

Chromeを使用している時、動作が遅いと感じる場合、またChrome重いなーって思ってたら、Chromeのバージョンが古いから可能性もあります。その場合、Chromeを更新してみましょう。

Chromeを更新する手順は以下です。

①右上の三点アイコンをクリックして、「設定」を選択します。

②「Chromeについて」を選択して、更新ができる場合、更新ボタンをクリックします。

③最新版に更新できたら、「Chromeは最新の状態です」と表示されます。

Chromeを更新する

4. 使用していないタブを閉じる

タブを開けば開くほどChromeが重くなり、動作も遅くなります。なぜなら、開かれたタブはそれぞれパソコンのメモリやCPUを消費するからです。

また、開いたタブが多すぎると、必要なタブを見つけるのが難しくなるし、ひとまず不要なタブを終了することをおすすめします。

Ctrl+Wキーの同時押しは、タブを終了するショートキーです。また、タブの右にある×印をクリックしても終了できます。

使用していないタブを閉じる

もし、開いたタブが多すぎるので、確認することされ不便になる場合、Chromeのタスクマネージャーでメモリ消費量の大きい順でタブの確認することも可能です。

下記の手順で開いたタブのメモリ消費量を確認できます。

①ブラウザの一番上の空白バーをクリックします。

②展開されたメニューの「タスクマネージャー」を選択します。

Chromeのタスクマネージャーを開く

③タスクマネージャーからブラウザ本体、ユーティリティ、タブ、拡張機能などそれぞれのメモリ使用料、CPU、ネットワークの使用量を確認できます。

④使用していないタブや拡張機能を選択して、「プロセスを終了」をクリックするとメモリが解放されます。

Chromeのタスクマネージャー

※ただ、プロセスが終了されたが、タブが閉じたわけではありません。

プロセスを終了した後、タブの様子

5. キャッシュや閲覧履歴データを削除する

日常でグーグルChromeブラウザで検索やサイトへアクセスする度に、全ての操作が閲覧履歴になります。時間を経って、履歴が溜まっていれば、Chromeが重くなります。

もし長い間Chromeのキャッシュや閲覧履歴を削除することがなく、なお、Chromeの動作が遅くなる場合、閲覧履歴データを削除することで、Chromeを軽くする可能性があります。

閲覧履歴データを削除する手順:

①右上の三点アイコンをクリックして、「設定」を選択します。

②「プライバシーとセキュリティ」-「閲覧履歴データの削除」を順にクリックして、削除しようとするファイルにチェックを入れて、「データを削除」をクリックします。

※ご注意:Cookieを削除することにより、サイトを再ログインが必要なこともあります。

Chrome、Edge、Firefoxなどのブラウザキャッシュを削除する記事がお役にたちます。

キャッシュや閲覧履歴データを削除する

6. プロキシをオフにする

人工知能(AI)の発展により、最近のブラウザはページのプリロードや予測的なリソースの取得を行います。これにより、ユーザーが特定のリンクをクリックする前に、それに関連するリソース(画像やスクリプトなど)を事前にダウンロードし、ページの読み込み速度を向上させることができます。

このプリロード機能により、ユーザーエクスペリエンスが向上し、ウェブサイトのパフォーマンスが向上するというメリットがありますが、プリロードするページが大量になると、Chromeが重くなり、動作が遅くなります。

なので、ネット回線に不良がない場合、プロキシをオフにすることをおすすめします。やり方は以下です。

①右上の三点アイコンをクリックして、「設定」を選択します。

②「システム」-「パソコンのプロキシ設定を開く」を順にクリックし、開かれたパソコンの「設定」ウィンドウから「設定を自動的に検出する」をオフにします。

プロキシをオフにする

7. 不要な拡張機能を削除する

拡張機能はブラウザの機能をカスタマイズし、自分のニーズや好みに合わせてブラウジング体験を向上させるために使用されるプログラムのことです。

複数の拡張機能が同時に動作している場合、それらの間で衝突や互換性の問題が発生したり、システムのリソースを占有したりする可能性があります。これによりChromeの安定性が低下し、動作が遅くなることがあります。

そのため、不要な拡張機能を削除することでChromeの重い・遅いを改善することもできます。

不要な拡張機能を削除できるアンインストールツールIObit Uninstallerをおすすめします。

IObit Uninstallerで拡張機能を削除するやり方は:

①IObit Uninstallerを開き、左側のメニュー欄から「ブラウザ拡張機能」をクリックします。

②続いて「Google Chrome」をクリックし、Chromeにインストールした全ての拡張機能が一覧されます。

③不要な拡張機能のチェックを入れて、削除をクリックすると完了です。拡張機能が多すぎる場合、検索で見つけ出せます。

IObit Uninstallerで拡張機能を削除する

※不要な拡張機能だけではなく、不要なプログラムも徹底的にアンインストールできるので、とてもおすすめの便利ツールです。

8. タスクマネージャーからChromeを徹底終了する

Chromeが重くなる原因が一時的なものであれば、タスクマネージャーから終了させることで一時的に改善される可能性はあります。

ただ、Chromeが正しく終了しなかった場合には、次回Chromeを起動したときに問題が発生する可能性があります。そのため、頻繁にタスクマネージャーからChromeを終了することはおすすめしません。

今後Chromeが重くならないための予防策

既に重くなったChromeを軽くする方法を上記で紹介しましたが、まだ動作が遅くならないうちに予防しておいた方が良いでしょう。次に、今後の予防策を紹介します。

9. Chromeのメモリセーバーをオンにする

メモリセーバーは、Chromeのバックグラウンドタブが消費するメモリを最小限に抑え、システムのパフォーマンスを向上させる機能です。メモリセーバーをオンにすると、使用していないタブがシステムリソースを過剰に消費することを防ぐことができます。

Chromeのメモリセーバーをオンにする手順は以下です。

①右上の三点アイコンをクリックして、「設定」を開きます。

②左側のメニュー欄から「パフォーマンス」をクリックして、右側のメモリセーバーをオンにします。

Chromeのメモリセーバーをオンにする

特定のサイトでChromeが遅い

Chromeが特定のサイトへアクセスする場合のみ遅くなることも可能です。これは、そのサイトが大量のリソースを要求していたり、Chromeの拡張機能や設定と競合していたり、そのサイトがセキュリティ上の問題を抱えていたりする場合があるためです。

最も一般的なケースは、「YouTubeやニコニコなどで動画を再生する時、クロームが重い!」

次にChromeが動画を再生する時に重い場合の対処法を紹介します。

10. ハードウェア アクセラレーションをオフにする

ハードウェアアクセラレーションは、グラフィックスカードなどのハードウェアを使用してWebページの描画を高速化する機能です。

Webページの描画は、元々CPU(中央演算処理装置)が行います。グラフィックスカードは、CPUが処理できない複雑な3Dグラフィックスや高解像度の映像などを処理し、映像出力を行います。

ハードウェアアクセラレーションをオンにすると、グラフィックスカードがWebページの描画を処理するため、CPUの負荷を軽減し、描画速度を向上させることができます。

しかし、グラフィックスカードも処理上限があります。ChromeでYouTubeやニコニコなどの動画を再生する時、映像処理担当のグラフィックスカードがWebページの描画(CPUの仕事)をやり続け、かえてChromeが重くなったと感じます。

低スペックのパソコンや開いたタブが多すぎる場合、ハードウェア アクセラレーションをオフにするChromeを高速化できます。やり方は以下です。

①右上の三点アイコンをクリックして、「設定」を開きます。

②左側のメニュー欄から「システム」を選択して、「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフにします。

ハードウェア アクセラレーションをオフにする

全てのブラウザが遅い

11. ネット回線遅いに対策

Chromeが全てのサイトへアクセスする時や、ほかのブラウザも遅い時は、ネット回線が遅いから可能性もあります。

ネット回線が遅い・インターネットに繋がらない場合の対処法記事がお役にたちます。

12. パソコンの重いに対策

また、Chromeが重いだけではなく、パソコンがどのような操作を行っても遅いと感じる場合、パソコン自体が重いからかもしれません。

パソコンが重いと感じる場合は、Windows10パソコン動作が重い・遅い時の改善/解消方法25選を参考にしてください。

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