パソコンのブラウザでウェブページへアクセスする時、表示できないや、画像がおかしいなどの問題にあったことがありますか?これはキャッシュが原因である可能性が高いです。
キャッシュを削除すると、表示トラブルが解決でき、ブラウザがサクサク動作するようになります。
本記事では、Google Chrome、Microsoft Edge、FireFoxでブラウザのキャッシュを削除する方法や、補充としての予防措置も紹介します。
ブラウザのキャッシュとは?
サイトへアクセスする時、サーバーから文字や画像などのウェブサイトの情報をダウンロードして、パソコンに一時的に保存したものがキャッシュです。
キャッシュがあるおかげで、同じウェブページを何度もアクセスする時、毎回毎回サーバーから同じデータをダウンロードする必要がなく、アクセスする時間が短縮でき、つまり、より素早かにウェブページが開かれます。
ですが、キャッシュのデメリットもあります。
先程も紹介したように、サイトへアクセスする際、サーバーからダウンロードしたデータがキャッシュとして一時的に保存されて、次回同じウェブページを開く時は、キャッシュからデータを読み込んで開きます。
もし、サイトに更新があった場合逆効果が出ます。キャッシュがあるから、サーバーから最新のデータをダウンロードしないため、最新のウェブページを正しく開かれず、表示形式に問題が発生する場合があります。この時には、Google Chromeのキャッシュを削除することで、サイトの読み込みや表示問題を解決できることもあります。
Google Chromeのキャッシュって何?
具体的に、キャッシュは何なのかというと、Google Chromeのキャッシュは主に以下のものがあります。
閲覧履歴
Cookie(クッキー)とサイト設置などのデータ
アプリケーションキャッシュ:画像、js、cssなど
ダウンロード履歴:Chromeでダウンロードしたファイルの履歴です。これを削除しても、ファイルそのものが削除されません。
Google Chromeのキャッシュを削除するとどうなる?
キャッシュ削除はキャッシュクリアと言う場合もあります。
Google Chromeのキャッシュを削除すると、サイトの読み込み問題や表示問題を解決できることがあります。これがブラウザキャッシュ削除のメリットです。
デメリットもあります。Google Chromeのキャッシュを削除したら、保存したパスワードなども削除したので、ログインが必要なサイトは再度ログインする必要があります。また、ローカルに保存されているキャッシュが削除したせいで、もう一度サーバーからデータを読み込みが必要で、削除した後初めてウェブページを開くと、時間が以前よりかかることもありえます。
グーグル クロームのキャッシュを削除するには、どうしたらいいの?
Google Chromeのキャッシュクリアすることで、サーフィン体験を向上できると分かる以上、これからはブラウザキャッシュを削除する方法を紹介します。
方法1. スーパーリロード
サイトの表示がおかしい場合は、先ずページをスーパーリロードしてみましょう。
ご存知のように、F5を押す時、ブラウザがリロードされます。ですが、F5を単独押すときは、キャッシュを利用して、画面を再表示されるだけです。キャッシュを利用せずに、サーバーから最新情報を読み込むため、Ctrl + F5を同時押して、スーパーリロードが必要です。
また、下記のキーやボタンを同時押すと、Google Chromeで開いたページスーパーリロードができます。Microsoft Edgeのブラウザも、同じく、キャッシュを削除できます。
Ctrl + Shift + R
Shift + F5
Ctrl + 更新ボタン(更新ボタンは通常、ブラウザの検索枠の左にあります。)
Shift + 更新ボタン
Firefoxの場合、使えるショートキーが多少違っています。下記3つでブラウザキャッシュをクリアできます。
方法2. ブラウザのキャッシュを強制削除する
Google Chromeブラウザを開き、右上の縦の三点アイコンをクリックします。
「設定」をクリックします。
左側にある「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
開いたタブに-「閲覧履歴データの削除」をクリックします。
次に、「キャッシュされた画像とファイル」のチェクを入れて、「データを削除」をクリックします。
こうして、Google Chromeのキャッシュが簡単にクリアされます。
方法3. ショートキーでブラウザキャッシュをクリア
著者の場合、ショートキーを使う場合が多いです。著者のように、マウスでいちいちクリックするのがややこしいと思う方なら、ショートキーで簡単にGoogle Chromeブラウザのキャッシュクリアできますので、おすすめします。
Ctrl + Shift + Delを同時に押して、キャッシュデータを強制に削除することもできます。
方法4. ツールで1クリックでブラウザキャッシュをクリアする
パソコンに複数なブラウザがインストールされている場合、全てのブラウザのキャッシュをクリアしたいなら、上記3つの方法のどちらでもできますが、どちらも、ブラウザをそれぞれ開いて、それぞれ削除しかありません。
この場合、ブラウザのキャッシュをまとめて削除できるツールをおすすめします。Advanced SystemCare(アドバンスト システム ケア)というツールがブラウザのキャッシュをまとめてクリアできます。
アドバンスト システム ケアをダウンロードして、インストールします。
ソフトを開き、メイン画面から「AIモード」を選びます。
その後、丸い「スキャン」ボタンをクリックします。(手動モードでスキャンしたい項目を細かく設定できます。)
4.スキャンした後の画面の左側のリストから、それぞれをクリックして、詳細を確認できます。ここては、テストとして、手動モードで2項目のみ選びました。
5. 「修復」ボタンとクリックします。
こうすると、ブラウザのキャッシュがクリアしただけではなく、パソコンに不要なレジストリやほかのジャンクファイルも同時にクリーンアップしました。
方法5. 開発ツールで「キャッシュの消去とハード再読み込み」
開発者ツールはGoogle Chromeが搭載する、開発者向けの機能です。このツールには、「キャッシュの消去とハード再読み込み」機能が備えているため、ブラウザのキャッシュを削除するのはもちろんできます。
開発者ツールというワードを見ると、多分難しいと感じる人がおおいですが、ウェブデザイナーやエンジニアではなくでも、簡単にできます。
ウェブページを開きます。
F12 を押します。
下記赤い枠のような画面がウェブページの下か両側に開かれます。
赤い枠の「デベロッパーツール」が表示された後、更新アイコンをマウスで右クリックして、「キャッシュの消去とハード再読み込み」を選択します。
これも、Google Chromeブラウザのキャッシュを削除する方法の1つです。
Google Chromeのキャッシュやクッキーが削除したら、どうなる?
ブラウザのクッキー(cookie)を削除する方法はキャッシュクリアとほぼ同じです。キャッシュとCookieが削除したら、どうなりますか?
画像などのコンテンツがサーバーから再度ダウンロードしてから、表示できますので、一部のサイトが遅くなったと感じる可能性があります。
一部のサイトでの設定が削除されるので、ログイン状態が解除され、再度ログインする必要がある可能性があります。
ブラウザがキャッシュされないための予防措置
キャッシュが多くなりますと、ブラウザが遅くなるか、ウェブページの表示がおかしくなるか、いろいろ不便がもたらします。普段の使用中で、キャッシュされたいための予防装置を紹介します。
予防措置1. キャッシュを無効にします
開発者ツールでブラウザのキャッシュを無効にすることができます。開発者ツールが難しいと思う人がいると思いますが、恐れずにこれから紹介した流れにフォローして、一歩ずつ進んでいきましょう。
ブラウザを開き、マウスで空白のところを右クリックします。
いちばん下の「検証」をクリックします。
開いた「デベロッパーツール」の「>>」アイコンをクリックし、「ネットワーク」を選択します。
「キャッシュを無効化」のチェックを入れます。
こうやって、Google Chromeブラウザのキャッシュが無効にしました。
予防措置2. シークレットモードを使う
Google Chrome、Microsoft Edge、FireFox、ほとんどのブラウザには、「シークレット モード」という、便利な機能があります。シークレット モードを使うと、ブラウザウィンドウを閉じる度に、検索履歴と閲覧履歴などのブラウザクラッシュが消去されます。ブラウザ別に、機能の名も多少違います。
Google Chrome:シークレット ブラウジング
シークレットモードを使うと、ウィンドウの背景が暗くなります。ウィンドウを閉じる際、キャッシュが自動で削除されます。
開き方その1:右上の縦の三点アイコンをクリックして、「新しいシークレット ウィンドウ」を選択すれば、シークレットモードで新しいウィンドウが開かれます。
開き方その2:ショートキーCtrl + Shift + N を同時に押すと、シークレット ウィンドウも開かれます。
Microsoft Edge:InPrivateウィンドウ
FireFox:プライベートウィンドウ
プライベートウィンドウでは、タブの左側やウィンドウの右上にアイマスクのアイコンが表示されます。プライベートウィンドウを閉じるとき、ブラウザのキャッシュもクリアされますが、ブラウジングが匿名化されているわけではないので要注意です。
開き方その1:ブラウザウィンドウ右上のアイコンをクリックして、「新しいプライベートウィンド…」を選ぶと、シークレットモードが開かれます。
開き方その2:プライベートウィンドウを開くショートキーはChromeと違い、Ctrl + Shift + P になります。
予防措置3. 自動でキャッシュを削除する
ブラウザのキャッシュを削除するのは一回でかかる時間は大したことがないですが、日々の手間を重ねるのも少し面倒です。この時、ブラウザを閉じる度にキャッシュを自動で削除する設定がお役に立ちます。設定は少し階層が深くなりますが、キャッシュが重くならないうちに、ひとまず設定しておいた方がいいでしょう。
ブラウザのキャッシュを閉じる度に、自動で削除する設定の手順は以下です。
ブラウザウィンドウの右上にある縦の三点アイコンをクリックして、「設定」を選択します。
「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
「Cookieと他のサイトデータ」の右側にある三角アイコンをクリックします。
「すべてのウィンドウを閉じるときにCookieとサイトデータを削除する」項目を「オン」にします。
これで、毎回ブラウザのすべてのウィンドウを閉じる時、キャッシュデータが自動でクリアできます。
まとめ
いかがでしょうか。本記事ではGoogle ChromeやMicrosoft Edge、FireFoxなどのブラウザのキャッシュをクリアする方法を紹介しました。ブラウザのキャッシュを削除することで、ウェブページが正しく表示されない問題が解決でき、サイトへアクセスするスピードも向上できます。
より良いブラウジング体験のために、一定の期間に置いて、ブラウザのキャッシュを削除しておきましょう。