「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。」はPCが青い画面になって、表示されるエラーメッセージです。Windows PCを使用する人なら、ほとんどあったことのあるメッセージです。
PCが起動する時や、特定のプログラムを使用する際、またはPCの何かを変更した時、PCがブルースクリーン(青い画面)とともに現れることが多いです。これはシステムにエラーが起こして、またシステムがクラッシュして、これ以上の損傷を防ぐための措置です。いわば、Windows PCの保護措置です。
「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります」が出たら、原因を特定できないと、適当に対処しても解決できません。適切な処置をしなかった場合、症状が悪化し、最悪の場合データが消えてしまう可能性もあります。そのため、原因を特定して対処することをおすすめします。
「デバイスに問題が発生したため、再起動…」が現れる症状
パソコンが青い画面になり、画面に
「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。
エラー情報を収集しています。再起動できます。」
と提示されています。
「デバイスに問題が発生したため、再起動…」が現れる原因
このエラーメッセージが現れるのがメインに以下の原因が考えられます。
システムの問題
誤って削除などによるシステムファイルの紛失
予想できないシステムファイルの損傷
システムの不具合
ハードウェアの問題
部品がマザーボードにきちんと差し込まれていないから、接触不良
メモリ・HDD・SSD・マザーボードの故障・劣化
交換性のないハードウェア
ドライバーの不具合
ソフトウェアの原因
ウイルスの感染
交換性がないプログラムを使用する
メモリの衝突(複数のプログラムが同時に同じメモリ領域にアクセスしようとすることを指します。)
異常にシャットダウンした
関連記事: ハードウェアとソフトウェア|コンピュータの基本的な構成要素
「デバイスに問題が発生したため、再起動…」が現れる時の対処法
1. 再起動する
PCが青い画面と「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります」メッセージが提示される場合は、原因はどうであろうと、再起動が必要です。
「○○%完了」という表示もあります。100%なるまで待ってもいいが、そのままパソコンの電源ボタンの3~5秒ほどほど長押しして、強制終了しても問題ありません。強制的にシャットダウンした後、二三分待ってからパソコンを再起動する方がいいです。
「デバイスに問題が発生したため」とともに表示されたQRコードはWindowsのメモリダンプファイルの情報を含んでいます。この情報は、Windowsデバッグツールを使用して解析され、問題の原因を特定するために使用されます。
また、QRコードの横に「停止コード」も表示されています。停止コードは多数あり、それぞれ異なる種類のエラーを表します。
以下は一般的停止コードの例です:
0x0000007E:システムがシャットダウンされた場合、デバイスドライバに問題がある可能性があります。
0x00000050:メモリやドライバの問題が原因で、ランダムなタイミングで発生する可能性があります。
0x0000001A:メモリの問題が原因で発生する可能性があります。
0x000000D1:デバイスドライバが原因で発生する可能性があります。
0x000000EA:ビデオカードの問題が原因で発生する可能性があります。
0x00000024:ハードディスクに問題がある可能性があります。
Microsoftの公式ウェブサイトでは、Windowsのエラーコードに関する情報が提供されています。以下のリンクからアクセスできます。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/desktop/Debug/system-error-codes
このページには、Windowsで発生するエラーコードに関する詳細な情報が含まれており、各エラーコードの意味や解決策について説明されています。
パソコンの再起動が終わらない時の対処法も紹介しています。PCが再起動したら、ぐるぐる画面が終わらない方は参考にしてください。
次に、再起動してから、絶対やった方がいい対処法を紹介します。
2. 【一番効果的・簡単】修正ツールを使う
最初に紹介したように、適切な処置をしなかった場合、症状が悪化し、データの紛失をもたらす恐れもあります。ですが、パソコンの初心者にとって、あの死の青い画面を見るとどうすればわからないのは当然です。
「デバイスエラーを修正」できるツール「Driver Booster」をおすすめします。このツールを使うとハードウェアの問題をほとんど修正でき、またよくあるパソコントラブルもワンクリックで修正可能です。
手順は以下です。
ステップ1 左枠3番目の「ツール」-「デバイスエラーを修正」を順にクリックします。
ステップ2 「検出」をクリックすると、自動的にデバイスのエラーをスキャンされます。
ステップ3 不具合があれば、「修正」をクリックすると完了です。
原因を特定できない人もこのツールを使うと、簡単に対処できる方法です。
3. ドライバーを更新する
ドライバー、特にグラフィックドライバーの不具合が発生する場合、パソコンが青い画面になり、「デバイスに問題が発生したため、再起動…」メッセージを表示される場合が多いです。
下記の場合なら、ドライバーの更新で問題が解決できる可能性が高いです。
大型ゲームを遊んでいる時、突然青い画面になり、「デバイスに問題が発生したため、再起動…」が出た
Windowsシステムを更新した後、特にWindows 10をWindows 11へアップグレードした後によく現れる
グラフィックドライバーを更新する方法まとめ記事がお役にたちます。
対処法2で紹介したツールDriver Boosterでドライバーを一括更新できます。
Driver Booster(ドライバーブースター)を開き、真ん中の「スキャン」ボタンをクリックすると、PCの古いドライバーがあるかを自動スキャンします。スキャンが終わった後、更新できるドライバーが一覧され、更新したいドライバーの右の「更新」ボタンをクリックすればokです。
ご注意:一括更新機能は有料なので、1つ1つで更新するのが面倒な人におすすめです。
4. 「システム ファイル チェッカー」を使う
Windowsパソコンが搭載している「システム ファイル チェッカー」ツールも「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります」エラーを解決する有効なツールの1つです。これはWindowsに組み込まれたシステムファイルチェッカーで、破損したファイルを自動的に修復してくれます。
操作手順は以下の通りです。
ステップ1 Windowsキー + Xを押して、メニューを開きます。
ステップ2 コマンドプロンプト(管理者)をクリックします。
ステップ3 コマンドプロンプトウィンドウで、sfc /scannowと入力しEnterキーを押します。
ステップ4 スキャンが開始され、完了するまで数分かかります。
ステップ5 スキャンが完了すると、修復されたファイルがあれば自動的に修復されます。
※スキャン中にコンピューターを使用することはお勧めできません。また、「システム ファイル チェッカー」がすべての問題を解決するわけではありません。問題が改善できなかったら、次の対処法を見ていきましょう。
5. セーフモードで最近の変更を元に戻す
最近のシステムの不具合かプログラムの不具合で、「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります」エラーが出る比率が高いです。
セーフモードで最近ダウンロードしたプログラムをアンインストールするや、最近のアップデートなどを復元することで、問題が解決する場合もあります。
セーフモードで起動する方法は:
ステップ1 コンピューターの電源を入れます。
ステップ2 Windowsロゴが表示される前に、何度かF8キーを押します。
ステップ3 「詳細ブートオプション」が表示されたら、方向キーを使って「セーフモード」を選択します。
ステップ4 起動されたら、エラーメッセージが表示された前にやった変更を元に戻します。
6. メモリの使用量を確認する
メモリの衝突が発生することも、「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります」エラーの原因です。これは、異なるメモリモジュールが互換性がない場合や、同じメモリモジュールが適切に設定されていない場合に発生することがあります。メモリの衝突によって、システムは誤ったメモリアドレスを参照し、プログラムが予期せずに停止したり、データが破損したり、ブルースクリーンになったりすることがあります。
メモリの衝突を修正するには、
先ず、システムのメモリの仕様を確認し、互換性のあるメモリモジュールを選択します。
また、同じメモリモジュールを使用している場合は、それらが適切に設定されていることを確認します。設定が正しくない場合は、BIOSを使用してメモリの設定を変更します。
※ご注意:メモリの設定を変更する前に、必ずメーカーのマニュアルを確認して、正しい手順を確認してください。
再起動してすぐ「デバイスに問題が発生したため、再起動…」が再び現れる時の対処法
「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります」エラーが出て、パソコンを再起動してまたブルースクリーンになり、再起動のループに陥ることも可能です。
このエラーが繰り返す場合は、ハードウェアを確認することおすすめします。
7. 放電
放電とは、電子機器の静電気を取り除くことです。静電気は、
電子機器の内部の回路を破壊する
コンピュータの動作を乱す
など、電子機器に多くのデメリットをもたらします。なので、「デバイスに問題が発生したため、再起動…」のエラーに効く可能性もあります。
放電の簡単なやり方は、
デスクトップパソコンの場合、電源を切り、ケーブルも抜いた状態で5時間以上放置します。
ノートパソコンの場合、ケーブルを抜いた上、内蔵のバッテリーも外して5時間以上放置します。
8. メモリの接続を確認する
メモリの汚れ、接触不良、故障なども「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります」エラーの原因の1つです。
パソコン本体のフタを開けて、メモリを取り外して、メモリの金色いのところを消しゴムで拭いて差し直します。また、メモリを差し込むスロットの変更してみましょう。
9.熱対策を検討する
パソコンのパーツが過熱になる場合も、「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります」エラーの引き起こします。
効果のある熱対策は:
「デバイスに問題が発生したため」が出て、PCを再起動できない時の対処法
windows10もwindows11「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります」エラーが出て、再起動もできないときは、システムファイルの破損による可能性が高いです。
この場合は、PCの初期化か、システムOSを再インストールすることをおすすめします。
初心者でも自分でできるPCの初期化する手順がお役にたちます。