PC操作をしていたところ、突然「問題が発生したため、PCを再起動する必要があります。エラー情報を収集しています。自動的に再起動しています」というメッセージと共に、突然PCが再起動を始めました。
この「停止コード:MEMORY_MANAGEMENT」というエラーですが、どうやらこれは、「重大なメモリ管理エラー」が発生したことを示しています。アプリケーションやドライバー、システム、メモリなどに原因があると発生する不具合のようですので、この記事では、ひとつずつ見て解決していきます。
Windows10の「memory management」エラー
まず、メモリについて説明します。メモリとは、メインメモリのことで、CPUがプログラムを実行するときに使う記憶装置のことです。その情報は、RAM(ランダムアクセスメモリ)のように一時的に保存することも、ROM(読み取り専用メモリ)のように永続的に保存することもできます。
コンピュータがプログラムを実行したときに使用するデータの多くは、メモリに格納されます。
Windows 10やその他のWindowsシステムを実行しているときにBSOD(Blue Screen of Death)エラーが発生するのは厄介なことですよね。多くのユーザーがこのような問題で困っています。
パソコンは問題を検出すると、MEMORY_MANAGEMENTエラーが表示され、ブルースクリーンが発生します。
ブルースクリーン memory management 頻発の原因
Windows10で「memory management」ブルースクリーンの原因としては次のものが考えられます。
「memory management」とエラー表示された時の対処法
3-1 コンピュータを再起動する
memory managementエラーは、BSODエラーメッセージの1つで、PCを再起動することは最も一般的な修復方法です。再起動後もエラーが修復されるかどうかを確認してください。
MEMORY_MANAGEMENTエラーメッセージがまだ表示される場合は、以下の方法を試してみましょう。
3-2 外付けしている機器の接続を解除
まずは外部的原因かどうかを確認しましょう。memory managementが発生した時にWindows10パソコンに接続している外付け機器を外すことでエラーが直る場合はポートの不具合が原因かもしれません。外付けしているHDDや周辺機器との接続を外します。なお、外付けしている機器を取り外す場合、必ずWindowsの電源を落としてからおこなってください。外付け機器を外せたら、再度電源ボタンを押してPCのを起動します。外付け機器を外しても状況が変わらなければ他の方法を試して下さい。
3-3 SFCコマンドを実行する
ブルースクリーンからシステムエラーまで、SFC スキャンコマンドを実行することで、問題の原因を多くの情報から特定し、自動的に修正することができます。
ステップ1 検索ボックスに「cmd」と入力し、検索結果に表示されるコマンドプロンプトを右クリックします。
ステップ2 「管理者として実行」をクリックします。
ステップ3 コマンド「sfc /scannow」と入力し、「Enter」キーを押します。
3-4 Windows メモリ診断でメモリが正常かどうか確認してみる
システムのメモリに関する不良や破損が発生している場合、このエラーコードが表示されることがあります。メモリの物理的な故障、不適切なメモリの使用方法、またはメモリの過剰な使用によって引き起こされることがあります。
メモリ関連の問題が原因である可能性が高いため、まずはメモリの診断を行います。Windows OSに搭載されている「Windows メモリ診断」を使用することで、メモリが正常かどうかチェックすることができます。
ステップ1 「Windows」ボタンと「R」ボタンを同時に押したままにして、「ファイル名を指定してを実行」ボックスを開きます。
ステップ2 「mdsched.exe」と入力し、「OK」をクリックします。
ステップ3 「コンピューターにメモリの問題があるか確認します」と表示されるので、「今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)」をクリックしましょう。
前者はすぐにメモリをチェックするのに対し、後者は次にパソコンの電源を入れたときに自動的にチェックを行います。
ステップ4 Windowsメモリ診断ツールが実行されると、メモリのチェックを開始します。
パソコンの再起動後に、メモリ診断が行われます。メモリ診断にはある程度の時間がかかります。メモリ診断が完了すると、パソコンが再起動してWindows10が起動し、タスクバーにWindows メモリ診断の結果が表示されますよ。
もしメモリ診断の結果、メモリに異常が発生していると判明した場合は新しいメモリと交換してください。
チェックした後、問題が見つからない場合は、コンピュータのメモリに問題がない可能性があるため、次の方法に進んでください。
3-5 ドライバを更新する
インストールされているデバイスドライバが不適切な場合、メモリ管理に関連するエラーが発生することがあります。特に、古いバージョンのドライバや互換性のないドライバが問題を引き起こす可能性があります。したがって、ドライバの更新は必要になります。
ステップ1 Windows の検索バーに「デバイス マネージャー」と入力して、「デバイス マネージャー」を開きます。
ステップ2 リストでエラー記号が表示された場合は、それを右クリックして「ドライバーの更新」を選択して更新してください。何も問題がない場合は、ドライバーがエラーの原因ではないかもしれません。
一番簡単なのは専門的なドライバを更新・管理できるソフトを使うことです。
ドライバを更新するソフトウェアを使用することをお勧めします。一度クリックするだけで、古いグラフィックスカードを自働的にチェックして更新します。「Driver Booster」は、6,500,000以上のデバイスドライバをアップデートし、よくあるドライバの不具合を修正するすることができます。Driver Boosterを使うと、ドライバを更新するだけではなく、バックアップして復元もできるので、非常に安心です。
「Driver Booster」でグラボドライバを更新する手順は以下です:
ステップ1 Driver Boosterを無料ダウンロードして、インストールします。
ステップ2 起動して、インターネットフェスにある丸い赤「スキャン」ボタンをクリックします。すると、パソコンのドライバ状態をスキャンします。
ステップ3 スキャンが終わった後、更新できるドライバが一覧されます。グラフィックドライバの右側にある更新ボタンをクリックだけで完了です。
3-6 Windows Updateを実施する
まれにWindows10の不具合でmemory managementエラー現象が発生することもあるようです。もしもパソコンの再起動や完全シャットダウン、エクスプローラーの再起動などで症状が改善されない場合。そのためWindows Updateを実施し、最新の状態にして現象が改善するかを確認してみましょう。
ステップ1 「Windowsマーク」⇒「設定」とクリックします。
ステップ2 設定画面の「更新とセキュリティ」をクリックします。
ステップ3 左メニューの「Windows Update」を選択して「更新プログラムのチェック」をクリックします。
ステップ4 あとはパソコンを再起動して、エラーを解消されるのはチェックする。
3-7 ソフトウェアの不具合をチェックする
インストールされているソフトウェアやプログラムがメモリ管理と競合する場合、このエラーコードが表示されることがあります。複数のプログラムが同時にメモリを使用しようとすると、競合が発生しエラーが発生することがあります。
問題が特定のソフトウェアに関連している場合、一時的にそのソフトウェアを無効化してみてください。無効化後、エラーが再発するかどうかを確認します。
3-8 一時ファイルとフォルダーを削除する
パソコン内に一時ファイルやフォルダーが溜まっていると、パソコンの動作が重くなり、memory managementなどのブルースクリーンが起きる原因にもなります。
ステップ1 タスクバーの検索ボックスをクリックするか、スタートメニューをクリックして「ディスククリーンアップ」と入力し、「ディスククリーンアップ」を選択して開きます。
ステップ2 クリーンアップしたいドライブを選択し、「OK」をクリックします。
ステップ3 「システムファイルのクリーンアップ」をクリックしてドライブの整理を開始しましょう。
3-9 マザーボードが故障している可能性があります
これ以上の方法をしても「MEMORY MANAGEMENT」のエラーが解決しない場合は、マザーボードなどが故障している可能性もあります。その場合はメーカーへの修理依頼、もしくはマザーボードの交換をおこなうことになります。
まとめ
この記事では、ブルースクリーンでmemory managementが出る原因と解決方法を詳しく紹介いたしました。
皆様は自分の状況に応じて最適な方法をお選びください。