削除しなかったはずのファイルをどうしても見つかりませんでしょうか。それは、ファイルが隠されている可能性があります。Windows 10は重要なデータやプライバシー情報など、特定のファイルとフォルダを編集、削除から守るために、ファイルを非表示にする機能を提供しています。これは、ユーザーがコア ファイルを誤って削除または変更しないようにするためです。
そこで、この記事では、Windows10で隠しファイルを作る方法、表示する方法や削除する方法を皆さんにご紹介します。下記ガイドに従って操作しましょう。
隠しファイルとは
隠しファイル(不可視ファイル)とは、ストレージ(外部記憶装置)内に作成・保存されたファイルのうち、ファイルシステムなどの機能によって一覧に表示しないよう設定されたファイルのこと。簡単に言うのが、隠しファイルは操作しているユーザーには表示されず、システムやアプリケーションのためのものです。
これらのファイルは通常のソフトウェアによるファイルの一覧表示などに表示されなくなる。WindowsやMac OSなどのオペレーティングシステムには、特定のフォルダやファイルを隠すための設定があります。これは、システムやユーザーデータの保護や、よりスッキリとしたディレクトリ構造を実現するためのものです。
一般に、Windows は、OS に何らかの形で関連する重要なファイルとフォルダーをすべて非表示にします。これは、ユーザーがコア ファイルを誤って削除または変更しないようにするためです。
隠しファイルの種類
隠しファイルおよび隠しフォルダーには2種類あります。
元から隠されているもの
主に、システムが使用するファイルや、プログラムの設定ファイル、ユーザーの個人情報を保持するファイルなどが隠しファイルとして分類されます。デフォルトでは、めったに開いたり操作したりする必要のないファイルやフォルダーは、Windows 1o では非表示のままです。このようなファイルに対するユーザーの介入がなければ、デバイスはスムーズかつ効率的に動作し続けます。
ユーザーが個別に隠したもの
Windowsでは、デスクトップ上のアイコンやフォルダを非表示にすることができます。ユーザーは自分の個人データを他人に見られたくない場合は、隠しファイルの機能を使うと良いでしょう。
隠しファイルを表示・非表示にする方法
隠しファイルは、表示されないために普通の方法でアクセスすることができません。しかし、隠しファイルを表示するには、設定を変更する必要があります。Windows 10で隠しファイルを表示したいの場合は、以下の手順で操作をお願い致します。
3-1 システム設定の使用
ステップ1 タスク バーの検索ボックスに「 隠しファイルを表示する」と入力し、検索結果から [ 隠しファイルを表示] を選択します。
ステップ2 [エクスプローラー] で、[設定の変更] の横にある強調表示された [設定の表示] リンクを選択して、非表示ファイルとシステム ファイルを表示します。
ステップ3 [ 詳細設定] で、[ 非表示のファイル、フォルダー、ドライブを表示する] を選択し、[ OK] を選択します。
3-2 エクスプローラーから設定する
ステップ1 「スタート」をクリックし、「Windowsシステムツール」→「エクスプローラー」を選択。またはタスクバーのフォルダアイコンをクリック
ステップ2 ウィンドウ左上の「表示」をクリックする
ステップ3 「隠しファイル」のチェックを外す
隠しファイルを表示する必要がなくなった場合は、隠しファイルを表示しない設定に戻すことをおすすめします。
隠しファイルやシステムファイルを表示したままにしておくと、誤って隠しファイルやシステムファイルの移動、削除をしてしまうことがあるためです。システムファイルを下手に操作すると、パソコンの動作が不安定になる可能性があります。
3-3 「コントロールパネル」から設定
ステップ1 「スタート」ボタンをクリックします。コントロールパネル > エクスプローラーのオプション を順次にクリックして、次のステップへ行きます。
ステップ2 「表示」>「詳細設定」で「隠しファイル、 隠しフォルダ―、および隠しドライブを表示する」をクリックして、完了です。
3-4 レジストリ経由
レジストリ エディタを使用して隠しファイルや隠しフォルダを表示することもできます。レジストリの使用方法は次のとおりです。
ステップ1 Win + R を同時に押して、「ファイル名を指定して実行」コマンドを起動します。
ステップ2 空白部分に「regedit」と入力し、 Enter キーを押します。
ステップ3 UAC ウィンドウが表示されたら、「はい」を押します。
ステップ4 次に、次のパスに手を伸ばして、左側のペインの矢印を展開します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced
ステップ5 下にスクロールして、隠しファイルを 2 回クリックします。続いて、値のデータフィールドに「2」の代わりに「1」を入力します。
隠しファイルの設定・解除する方法
4-1 隠しファイルの設定
隠しファイルは自分で作ることも可能です。Windows10で隠しファイルを作成したり、表示したりするのは簡単です。以下のステップを踏んで作成・表示ができます。
ステップ1 ファイルのプロパティに進む。
まずはじめに、隠しファイルにしたいファイルを右クリックし「プロパティ」に進みます。
ステップ2 隠しファイルの設定をする。
属性欄の「隠しファイル」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。
これで通常のファイルが、隠しファイルになりました。ファイルを見ると一瞬だけ半透明になって、そのあと消えることが確認できます。
4-2 隠しファイル解除方法
ステップ1 「隠しファイルの表示方法」を参考にして、隠しファイルを表示できる設定にする。
ステップ2 通常の設定に戻したいファイルを右クリックし、プロパティを選択
隠しファイルの削除
隠しファイルは、通常の状態では見えなくなっているので、そのままでは削除はできません。隠しファイルを削除する方法は以下の2通りの方法で行います。
隠しファイルを表示させてから削除する
コマンドプロンプトから削除する
5-1 隠しファイルを表示させてから削除する
一般的な隠しファイルの削除方法は、隠しファイルを表示させてから削除する方法です。隠しファイルも見えてしまえば、削除や編集の操作が可能です。
右クリックや[delete]キーなどで該当のファイルを削除する
5-2 コマンドプロンプトから削除する
コマンドプロンプトを起動する
以下のコマンドで隠しファイルを削除
del /ah [ファイル名]
IObitファイル復元ソフトで消えたファイルを復元
上記の方法でファイルとフォルダが見つからない場合、ファイルとフォルダはWindows 10に隠されたのではなく、ファイルがシステムエラーにより消去された、或いは、間違って削除された可能性があります。削除された隠しファイルやデータにより、システムエラーが発生したり、pcが正常に動作しないことがあります。この場合、システムの復元専用の復元ソフトを利用する必要があります。IObit製データ復元ソフト - 「Driver Booster」をお勧めします。
この高機能のソフトは、消えたシステムデータを速やかに復元するだけではなく、ドライバーをバックアップと復元する可能です。
「Driver Booster」でシステムを復元する手順は以下です:
ステップ1 Driver Boosterを無料ダウンロードして、インストールします。
ステップ2 起動して、左枠3番目の「ツール」をクリックします。
ステップ3 「バックアップと復元」をクリックして、下側にある「システム復元を表示」ボタンをクリックします。
ステップ4 「次へ」をクリックして、指示された手順に従いしてください。
まとめ
この記事では、Windows10で隠しファイルを作る方法、表示する方法や削除する方法を皆さんにご紹介します。皆様は自分の状況に応じて最適な方法をお選びください。