2026年1月に公開された Windows セキュリティ更新プログラム(例:KB5073724 / KB5073379) を適用した後、Azure Virtual Desktop(AVD)および Windows 365 へのリモート接続に失敗する不具合が一部のユーザーで確認されました。この問題は、Windows App を使ったリモートデスクトップ接続時の認証や接続に影響を与えていましたが、1月17日以降にリリースされた更新プログラムで修正されています。

1.Windows更新プログラム不具合の概要と影響範囲

2026年1月15日ごろ、2026年1月のWindowsセキュリティ更新プログラムを適用した一部の環境において、Windows 365およびAzure Virtual Desktop(AVD)へ接続できない障害が確認されました。

この不具合は、主にWindows App を利用したリモートデスクトップ接続時に発生し、正しいアカウント情報を入力しても認証が失敗する、または接続処理が途中で停止するといった症状を引き起こします。

影響を受けたのは、主に以下のような環境です。

  • Windows 11(25H2 / 24H2 / 23H2)

  • Windows 10(22H2 / 21H2)

  • Windows 365 Cloud PC 利用環境

  • Azure Virtual Desktop 環境

特に、企業や教育機関などでリモートワークや仮想デスクトップを業務に利用しているユーザーにとって、業務継続に直接影響する重大な障害となりました。

2.なぜ接続できなくなるのか?

Microsoftの公開情報によると、本障害は2026年1月のセキュリティ更新に含まれていた認証処理の変更が原因とされています。

更新適用後、Windows App を介したリモート接続時に、資格情報の検証プロセスが正常に完了しないケースが発生し、結果としてWindows 365やAzure Virtual Desktopへの接続が失敗しました。

この問題は、ローカルPC自体の不具合ではなく、更新プログラムとリモート接続アプリケーションの互換性に起因するものであり、ユーザー操作や設定ミスによるものではありません。

そのため、パスワード変更や再設定を行っても改善しないケースが多く、後続の修正アップデートの適用が唯一の根本的な解決策とされています。

3.不具合の具体的な症状

この問題に遭遇すると、次のような症状が発生します:

  • リモートデスクトップ接続時にログインが失敗する

  • 正しい資格情報を入力しても認証エラーになる

  • Azure Virtual Desktop や Windows 365 のクラウド PC に接続できない

  • 「資格情報プロンプトエラー」「Authentication failed」などのメッセージが表示される可能性

4.問題が修正された更新プログラムについて

Microsoft はこの接続/認証不具合に対応するため、1月17日以降に修正を含む Windows 更新プログラムをリリースしました。

この更新には、元の月例セキュリティパッチに含まれていた既知問題の修正が含まれており、最新の Windows Update を適用することで接続不具合が解消されます。

ユーザーは Windows Update を通じて最新版へアップデートすること、または必要に応じて Microsoft Update カタログから単独の更新パッケージをインストールすることが推奨されています。

5.一時的な回避策(不具合発生時)

修正アップデートが適用できない状況や、すぐに影響を回避したい場合には、以下のような暫定的な回避策が検討されています:

  • Windows App Web クライアント を使って Azure Virtual Desktop にアクセス

  • 別のRDPクライアント(例:従来の Remote Desktop Client)を試す

  • 問題が発生した更新のアンインストールを検討する(影響が大きい場合のみ)

これらは一時的な対策であり、恒久的な解決には Microsoft の修正アップデート適用が最も確実です。

まとめ

2026年1月のセキュリティ更新プログラム適用後に発生した Azure Virtual Desktop や Windows 365 への接続トラブル は、1月17日以降に公開された修正済みの更新プログラムで解決されています。

もし不具合が発生している場合は、まず最新の Windows Update を適用することが重要です。また、一時的な回避策として Web クライアントや別の RDP クライアントの利用も検討できます。

今後の Windows 更新でも新しい改善が行われる可能性があるため、定期的なアップデートの適用と Windows のリリースノートの確認をおすすめします。