Release: 2023/08/29

windows11ダウングレードできない?10日以上もwindows10に戻す方法

Windows11ダウングレードとは、Windows 11をWindows 10に戻すことです。

Windows11は2021年10月5日公開してから、本記事執筆の時点(2023年3月)まで1年半ほど過ぎました。新しいデザインがユーザーに目新しい感をもたらしたが、不具合や交換性がないなどの声もだんだん上がっています。

交換性から見ても、使い習いから見ても、Windows 10の方は遥かに好評されています。しかし、Windows11へアップグレードした10日以内にWin10に戻しないとダウングレードできなくなります。

本記事では、Windows11ダウングレードする方法、そして、10日以上後もWindows 10に戻す方法を紹介します。

著者がWindows11の不具合をネット上で調べまとめました。まだWindows10のままでアップグレードしていない方なら、これらのデメリットを承知の上で決めましょう。

  • パソコン起動には時間が掛かる

  • ゲーミング体験良くない

  • インターネットに繋がらない

  • アプリとの交換性がない

  • 外付けデバイスと接続できない

  • システムバグ

  • UIが統一されていない、

  • タスクバーがクラッシュする

  • シャットダウンしようとしたが、再起動された


その中には、「アプリとの交換性がない」ことについて、mspoweruserの情報によりますと、「Windows 11 は、レジストリ内の非 ASCII 文字をうまく処理できないことが判明しました。」のが原因です。

日本の半角カナ文字や、漢字、仮名、全角英数字、全角記号、ローマ数字、顔文字などがASCII文字ではないので、アプリと交換性がないのはWindows11でよく発生するトラブルです。

window11ダウングレードした後よくある不具合

  • 予知できない不具合でデータ紛失

  • パソコンの音が出ない

  • アプリの交換性がない


パソコンの音が出ない不具合とアプリの交換性がない不具合はドライバーの紛失が原因である可能性が高い。

Windows11でのドライバーをバックアップして、Windows10で復元できるドライバー更新ツールをおすすめします。

Windows11ダウングレードの事前準備

Windows 11をWindows 10に戻したら、Windows 11のファイル、インストールした物や設定など全てが消えてしまい、プログラムなども新しくダウンロードしてインストールする必要があります。

Windows 11に保存したデーターが全て消されます。Windows11ダウングレードしたいなら、この点については常に頭に置いた方がいいです。

1. バックアップを取っておく

必要なデーター(ファイルやフォルダなど)、使うプログラム、ブラウザのブックマックなどはUSBに一時的に保管しておくことをおすすめします。

2. 電源をコンセントに繋ぐ

パソコンがWinダウングレードする途中で電源を切ってしまうと、失敗する可能性もありますので、事前に電源をコンセントに接続しておいた方がいいです。ノートパソコンの場合もきちんと電源につなぐことをおすすめします。

Windows11ダウングレードする方法

1. 「復元」

Windows10からWindows11へアップグレードした10日以内に、Windows11からWindows10に戻すことはできるどころか、とても簡単です。

ステップ1 win+iを同時に押して、「設定」を開きます。

Windows11設定

ステップ2 「システム」-回復オプションの「復元」をクリックします。

復元でWindows11ダウングレード

※「復元」をクリックできない場合、方法3を参考にしてください。

ステップ3 「Windows10に復元する」準備が完了するまで待ちます。

ステップ4 次に、windows 10へダウングレードする原因を調べるウィンドウが現れます。理由をどちらか選択して、「次へ」を選択します。

ステップ5 「アップデートをチェックしますか」という画面が出てきて、「行わない」を選択します。

ステップ6 その後あまり需要ではない表示内容の「次へ」を2回クリックして、「Windows 10に復元する」をクリックします。


その後は、Windows 10に戻す作業が始まります。復元が終わった後、パソコンがWindows10で再起動します。それまで待つといいです。

※ご注意:

Windows 11へアップグレードして10日以上経つとダウングレードすることができません。

windows.oldファイルを削除した場合も、Windows10に戻すことができません。

2. Windows11ダウングレード期限を10日以上に延長する

Windows 11へアップグレードして10日以上経った場合、Windows11を10に戻せないが、コマンドで期限を10日以上に延長することができます。

10日以上に延長する手順:

ステップ1 スタートボタンを右クリックして、「Windowsターミナル(管理者)」をクリックします。

ステップ2 管理者権限で開いたWindows PowerShellウィンドウに、下記コマンドを入力して、「Enter」を押します。

Windows11からWindows10に戻すコマンド:

DISM /Online /Set-OSUninstallWindow /Value:60

※最後にある数字60は日数で、変更できますが、60以上に設定した場合、デフォルトで10日に設定されます。

ステップ3 「操作は正常に完了しました。」と表示されると、Windows10に戻す日数を60日間に変更したとのことです。

Windows11からWindows10に戻すコマンド

Windows11 ダウングレード期限の残り日数を確認するコマンド:

DISM /Online /Get-OSUninstallWindow


Unintall Window:10

と表示されると、残りの期限が10日間と理解してもいいです。

Windows11 ダウングレード期限の残り日数を確認する

Windows 11から10に戻す期限を10日以上に延長した後も、やはりWindows 10に戻したいなら、期限が切れるまで作業を行うことを忘れないで。

※ご注意:

方法1と同じく、下記2つの場合では、ダウングレード期限を10日以上に延長することができません。

Windows 11へアップグレードして10日以上経つとダウングレードすることができません。

windows.oldファイルを削除した場合も、Windows10に戻すことができません。

3. クリーンインストール

Windows 11へアップグレードして10日以上経ったパソコン、または出荷される時点でWindows 11がプリインストールされた(初期搭載された)場合は、「復元」する方法ではWindows11から10に戻すことができません。

Windows11ダウングレードできないなら、上記2つの場合であるかどうかを確認しましょう。

この場合は、Windows10のクリーンインストールをおすすめします。

ステップ1 インストールメディアを作成します

① Microsoft公式サイトからWindows10のメディア作成ツールをダウンロードします。

Windows10のメディア作成ツールをダウンロード

② インストールメディア作成用のUSBを用意します。

※1 USBの容量は最低でも8GB以上の物をおすすめします。

※2 USBは専用のインストールメディアとして使用されますので、内に保存したデータが削除されますので、USB内のデータを事前にバックアップしておく必要があります。

③ ダウンロードしたツールを起動します。「別のPCのインストール メディアを作成する」を選択します。

別のPCのインストール メディアを作成する

Windows10クリーンインストール-言語などオプションを設定

④ 「使用するメディアを選んでください」画面に、「USB フラッシュ ドライブ」のチェックを入れて、「次へ」を選択します。

Windows10クリーンインストール-使用するメディアを選んでください


⑤ 「USBフラッシュ ドライブを選んでください」でUSBメモリを選んで(選んだら青い背景になる)、「次へ」を選択します。


Windows10クリーンインストール-USBフラッシュ ドライブを選んでください


⑥ 「Windows 10 をダウンロードしています」画面が表示され、完了すると「USBフラッシュ ドライブの準備ができました」が表示されます。それまで待つといいです。

ステップ2 BIOS画面でディスクの読み込み順位を設定します。

① USBを挿したままパソコンを再起動して、メーカーロゴ表示画面でBiosに入るキー(F12/F2/Del)を連打し、BIOSを呼び出します。

② USBを一番前にドラグして、パソコンの起動する時、まずはUSBのデータの読み込むする用に、優先順位を変更します。

③ 右上の「Exit」をクリックします。または、「F10」を押すのも、保存してエグジットします。

Windows10に戻す-BIOS画面 

ステップ3 クリーンインストールが開始します。

インストールメディアが入れているUSBなら、データが読み込まれて、下記の「Windows セットアップ」画面が表示されます。

Windows10クリーンインストール開始画面

その後は、実際の需要の応じて、設定していけば大丈夫です。

※ご注意:

window10へダウングレードした後、プロダクトキーが必要な場合があります。

window11ダウングレード権とは?

ダウングレード権とはあるソフトの最新バージョンを取得したユーザーが、以前のバージョンに戻すことができる権利です。簡単に理解すると、新バージョンを旧バージョンに戻せるかどうかのことを示します。

ライセンス上の規定によりますと、

OEM(PCメーカーがプリインストール)版の Windows 11 ProはWindows 10 Proにダウングレードできます。

会社用のボリュームライセンスプログラムの Windows 11 Pro および Windows 11 Pro Education / 11 Pro for Workstations / 11 Enterprise EducationはWindows 10 Pro および Windows 10 Pro Education / 10 Pro for Workstations / 10 Enterpriseにダウングレードできます。

window10へのダウングレードはどれぐらい時間がかかる?

通常であれば、「復元」という方法でWindows11からWindows10に戻すには、30-60ほどはかかります。「Windows10のクリーンインストール」は1-2時間かかります。実際にどれだけ時間かかるのもパソコンのスペック次第です。

Windows10へ戻すにはお金がかかる?

ダウングレード権は付属しているなら、Windows11をダウングレードすることができますが、Windows10のプロダクトキー(ライセンス)を持っていない限り、ライセンス購入にはお金んがかかります。

「デバイス製造業者もしくはインストール業者、またはマイクロソフトは、旧バージョンの本ソフトウェアをお客様に提供する義務を負いません。お客様は、旧バージョンを別途取得しなければならず、その際に料金が請求されることがあります。」

出典:MicroSoft公式

Windows10の値段は?

個人用のパソコンはWindows 10 HomeとWindows 10 Proを使用しているのが多いです。値段はおよそ15,000円~(2023年3月時点)です。

詳しくは価格.comの情報を参考にしてください。

まとめ

いかがでしょうか?Windows 11のダウングレードは想像以上に難しいことがないでしょう。

Windows 11からWindows 10に戻した後、念のため、Windows 10が重いや遅い時の改善方法も添付します。必要な場合、ご参考にしてください。

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