Release: 2024/03/27

Windows 10でドライバーバックアップ・復元の方法

Windows10 のデバイスドライバを管理しているフォルダをバックアップすることで、アップデートによるドライバの不具合や、クリーンインストール時のドライバの供給を、ドライバのバックアップファイルから復元することができるようになります。

この記事では、ドライバのバックアップと復元の方法を紹介しています。

先ずは、PCのドライバーとは何、ドライバの役割について紹介します。

デバイスのドライバーとは?

デバイスドライバは略して「ドライバ」「ドライバー」などと呼ぶこともあり、一般的に使用されている呼び名は「ドライバー」となります。ドライバーとは、パソコンに接続されている周辺装置(device)をOSによって制御するために用意されたプログラムのことである。パソコンに接続されている周辺機器を、OS側から制御して問題なく使用できるようにするプログラムがデバイスドライバです。

パソコン(OS)と周辺機器(マウス、スピーカー、プリンターといった様々なハードウエア)は接続しただけでは使えません。パソコン側にデバイスドライバをインストールして、初めてハードウエアが使えるようになります。デバイスドライバは、パソコン(OS)とハードウエアを繋ぐための架け橋といってもよいでしょう。

Windows10ドライバーの保存場所はどこか?

すべてのWindowsバージョン(Windows 10を含む)は、ドライバーをC:\Windows\System32\DriversフォルダーまたはC:\Windows\System32\DriverStoreフォルダーに保存します。

  • C:\Windows\System32\Drivers

  • C:\Windows\System32\DriverStore

windows ドライバーバックアップ

通常、Driversフォルダーには、パソコンのさまざまなデバイスで使用されるドライバーファイルである.sysファイルが含まれています。DriverStoreフォルダーには、ドライバーをインストールするための.infファイルが含まれています。

Windows 10の各ドライバーで使用されているファイルを知りたい場合は、以下の手順に従ってください。

ステップ1 Windows + Xキーを押して、「デバイス マネージャー」を選択します。

ステップ2 目的のデバイスを見つけて右クリックし、「プロパティ」を選択します。

プロパティ

ステップ3 「ドライバー」タブをクリックします。

ドライバーの詳細

ステップ4 「ドライバーの詳細」ボタンをクリックすると、保存場所が確認できます。

ドライバー保存場所

ドライバーを手動でバックアップするやり方

ソフトウェアの更新により現在のドライバーとの競合が発生し、システムのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

システム障害が発生した場合、ドライバーのバックアップ コピーを作成しておくと、元のファイルを検索することなくドライバーを迅速に復元できます。

Windows 10 を再インストールすると既存のドライバーが削除される可能性があるため、ハードウェア機能の損失を防ぐためにバックアップを作成することが重要です。

では、バックアップどうやるの?次の方法があります。

3-1 フォルダツリーを展開して開く場合

デバイスドライバは「FileRepository」という名前のフォルダで管理されているので、このフォルダをコピーして別の場所へ保存すれば、デバイスドライバのバックアップの作成ができます。

「FileRepository」は System32 にある DriverStore の中にあります。

エクスプローラーでツリーを展開、またはアドレスボックスのパス指定で「FileRepository」がある場所を開くことができます。

ステップ1 ローカルディスク(C:)を開いて、「Windows」の中で「System32」ファイルと展開していき「DriverStore」をクリックしてフォルダを開きます。

windows10 ドライバーバックアップ

ステップ2 「FileRepository」ファイルをコピーして別の場所を保存する。

windows ドライバーバックアップ

3-2 アドレスボックスから開く場合

ステップ1 検索バーに「C:\Windows\System32\DriverStore」を入力し、Enterを押してそのフォルダを開きます。

C:\Windows\System32\DriverStore

ステップ2 以上ステップを繰り返します。

注意:クリーンインストールの予定があるなら、フォーマトなどでバックアックが削除されないよう、保存先はWindows10がインストールされているローカルディスク「通常(C:)」以外の、ドライブに保存しておきましょう。

3-3 デバイス マネージャーでバックアップする方法

ステップ1 Windows の検索バーに「デバイス マネージャー」と入力して、「デバイス マネージャー」を開きます。

デバイス マネージャー

ステップ2 グラフィック カード、サウンド カード、ワイヤレス ネットワークなど、バックアップするデバイスのカテゴリを検索します。

ステップ3 デバイスを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

デバイス

ステップ4 「ドライバー」タブで「ドライバーの更新」をクリックします。

ドライバーの更新

ステップ5 「コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索する」オプションを選択します。

ドライバー ソフトウェア

ステップ6 バックアップファイルを保存する場所に移動し、「次へ」をクリックしてバックアップを開始します。

ドライバー バックアップファイル

ドライバー復元するやり方

ステップ1 Windows の検索バーに「デバイス マネージャー」と入力して、「デバイス マネージャー」を開きます。

ステップ2 ドライバーを復元するデバイスのカテゴリを選択します。

ステップ3 デバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。

ステップ4 「コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索する」オプションを選択します。

ステップ5 ドライバーがバックアップされている場所に移動し、「次へ」をクリックしてドライバーを復元します。

ドライバ復元

Windows 10で削除/紛失したドライバーを復元する方法ー簡単に!

Windows 10で削除・紛失したドライバーを復元するには、専門的な無料のデータ復元ソフトが必要になります--Driver Boosterが一番おすすめです。

Driver Booster は、手軽にドライバーの更新が行える便利なドライバ更新ソフトです。ワンクリックで古いドライバーを検出して、効率的に更新してくれます。ドライバーのスキャン速度は従来より 130% 向上し、更新にかかる時間を節約できます。さらにドライバーの自動更新を有効にすれば、PC の待機時間に自動で更新を行い、常に最新のドライバーで快適な PC 作業やネットサーフィンを行えます。その以外、「ツール」メニューでは、ドライバーのアップデートで発生しがちな、よくあるトラブルを数クリックで修復することができます。このツールは、Windowsパソコン、外付けハードドライブ、USBフラッシュドライブ、メモリカード、SSDなどから削除・紛失したファイル、フォルダ、写真、ビデオなどを復元するのができます。

では、下記のダウンロードボタンから、デバイスドライバーのバックアップと復元ソフトを取得して、ドライバーを復元し始めましょう。

ステップ1 左枠3番目の「ツール」をクリックします。

ドライバー バックアップ ソフト

ステップ2 「バックアップと復元」をクリックする。バックアップと復元したいの項目を選択します。

windows10 ドライバ 復元

まとめ

この記事では、ドライバのバックアップと復元の方法設定方法を紹介しました。Windows 10のドライバのバックアップと復元は、上記の方法で対照しながら解決していきましょう。

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